
はじめに

【博士】
「前回のメルマガで公開Q&Aとして取り上げた『集中力と視力のアブナイ関係?!』についての読者の皆さまの反響、どうでしたか?」
反響は、かなりありましたよ。
“隠れ集中型”という定義が、興味を引いたのかな、と思っています。」
【ママ】
「集中力の高さがもとで、近視になりやすくなってしまう…なんて、確かにちょっとショックだったわ。
それで、どんな感想でしたか?」
【博士】
「はい…、こんな声がありました。」
うちの子がまさに、”隠れ集中型”でした。
一度ゲームをやり始めると、わき目もふらずに続けてしまうんです。
それこそ、食事のことも忘れてしまうくらいです。
さっそくデジタルタイマーを買いに行きました。(by 青森県 またたびさん)
【ママ】
「きたー!博士オススメの低コストな秘密兵器!
さっそく役立っているようで!
目を休めるためにはゲームをいったん止めて、“ハーフタイム”をとること。
そのためには、100円ショップで売られているデジタルタイマーを使うと良いってお話でしたよね。」
【博士】
「そうです。音が鳴れば、誰でも気付けますからね。」
【ママ】
「お母さんが、洗いものとかほかの用事をしていても気がつけるしね。
うれしい反響で~す。
さて、博士、今日の公開Q&Aのテーマは何でしょう?」
【博士】
「今回は、要望が多い【レーシック】に関するQ&Aを取り上げようと思います。」
【ママ】
「これって、子供の近視に悩むお母さんなら、誰でも、超、超、気になる話題じゃないかしら??
なんか、ちょっと怖い奥の手って感じがするから…
では、さっそく始めましょう!」
公開Q&A(1):『子供が18歳になったらレーシックを受けさせてもいいでしょうか?』

■登場人物■
【眼育(めいく)博士】
眼育トレーニングの創始者で目の健康のエキスパート
【ミドリママ】
30代のワーキングマザー
息子のケンタの視力を、何とか回復させたいと思っている
【ケンタ】
9歳。学校の健康診断で視力が落ちていたことが発覚
【ママ】
「それでは、お寄せいただいた質問の中から私が選んで、Q&Aにいきまますよ~。」
子供が18歳になったらレーシックを受けさせてもいいでしょうか?
「わ、これって私が思ってたこと、そのまんま。
レーシック手術をすると、0.1くらいだった視力が1.5とか2.0とか、すごく上がるんでしょ?魅力だわ~!」
【博士】
「う~ん、たしかに、レーシックは一時期、夢の視力回復術のような感じでもてはやされました。
しかし2008年の手術数、約45万件をピークにブームは過ぎ、2012年は約20万件と、レーシックの手術数は半分以下に激減しています。
冷静にその実態を眺めてみると、いろいろと問題があることが分かってきたのですよ。
そのひとつの例が、2009年に東京、銀座の眼科で起きた感染症事件です。
レーシックを受けた患者の約1割、67人もの人が感染性結膜炎などに集団感染したっていう事件でした。
連日、ニュースでも取り上げられましたね。
ろくに殺菌処理していない手術器具を使うなど、ずさんな管理体制が原因だったとのこと。」
【ママ】
「そうそう、思い出したわ~、怖いなぁって思ったもの!
視力を良くしたいと思って手術を受けたのに、合併症にかかるなんて最悪です。
大切な目のことだし。」
【博士】
「あの頃は、レーシックの看板さえ掲げれば、お客さんがたくさん集まった時代です。
しかし、未熟な技術、ずさんな管理体制で手術を行い、トラブルも多かったのです。」
【ママ】
「そうよね、クリニックって、見た目はどこもキレイだから、つい安心してしまいがちだけど。
病院の院内感染って、ほかの科でも結構問題よね。
でも、それさえ防げるのだったら、やっぱりレーシックは魅力あるのでは?」
【博士】
「いえ、実は一番怖いのは、手術の後遺症なんです。
過矯正で視力が2.0になって近くが見えにくくなったり、反対に術前に比べて矯正視力が低下したり、ものが二重に見えたり、ドライアイになったり…
レーシックの後遺症に悩む“レーシック難民”なんて言葉までできたぐらいです。」
【ママ】
「え~、そうなの?”レーシック難民”?
高いお金出して、後遺症が出るケースがあるんじゃ、そりゃあ利用者は減るわね。
そういえば、レーシックの料金って、年々安くなっているように見えるけれども、これもやっぱり、利用者がだんだん減っている事に対する施策かしら?」
【博士】
「美容クリニックがレーシック業界に参入してから、価格競争は年々激化していますね。
芸能人を起用するなど、広告費を膨大にかけて、その資金が回収できなくなり、撤退するクリニックも増えているらしいです。」
【ママ】
「21世紀の新しい近視治療法ってことで、すごく脚光を浴びていたのにクリニック側も患者側も、夢から覚めた状態ってことかしら?」
【博士】
「わたしは、そのほうが冷静に判断できていいと思っていますよ。」
公開Q&A(2):『メガネ、コンタクト、レーシックの中では、どれがおすすめですか?』

【ママ】
「そうなんですか?じゃあ、次のQ&Aとも関係があるみたいなので。」
メガネ、コンタクト、レーシックの中では、どれがおすすめですか?
「視力回復・三種の神器ですよね。
一番歴史が長いのが”メガネ”。
利用率1番になりつつあるのは”コンタクト”。
そして、一番新しい技術の”レーシック”。
レーシックは、危険な手術事例の増加によってブームは下火となり、後遺症も無視できないから、おすすめできない、って話ですよね。
じゃあ、メガネかコンタクト?」
【博士】
「レーシックの衰退とは違い、メガネとコンタクトは、相変わらず活況ですね。」
【ママ】
「レーシックみたいに手術はしないから安心だし、値段も安いし。
使い捨てコンタクトなんて、今じゃ1枚100円で買えるじゃない。」
【博士】
「たしかに使い捨てコンタクトは1枚80円~100円で売られており、一見安価に見えます。
しかしコンタクトの原価は、わずか4~5円です。
だから、消費者にとっては、決して“安い”わけではないのです。」
【ママ】
「原価の20倍で売ってるってこと?なにそれ、ひどい商売だわ。」
【博士】
「コンタクトレンズ製造は、実は半導体のような巨大装置産業であり、価格には、設備投資の償却がかなり含まれているのです。
また、競争激化による、マーケティング対策費も、当然価格に含まれています。
コンタクトは一度使い始めると、その先も使い続けることが多いですよね。
使い捨ての場合、1枚は安く見えても、10年間使用すれば、維持費は30~58万円もかかることになります。
レーシック手術の費用は、平均で20~30万円(両眼)と言われているので、レーシック治療費を上回っていますね。」
【ママ】
「そう考えると、コンタクトも経済的ではないわね。
じゃあ博士としては、3つの中ではメガネがおすすめ?」
【博士】
「眼育総研ではこれまでも、必要に応じて補助的にメガネを使うことはあり、と言ってきました。
メガネをずっと着用するのではなく、黒板を見るときなど必要なときだけかけ、近くのものを見るなど必要でないときは外す、臨機応変な利用をオススメしてきましたね。
ただし、メガネを使っていると、スポーツをするときに不便だったり、やはり弱点はあります。」
【ママ】
「じゃあ、いったい何がお本当にすすめなの~?」
【博士】
「一番良いのは、
『成長期が終わる20歳を超えるまで、メガネなしでも日常生活が送れるレベルに、視力を維持すること』です。
これが眼育総研の一貫したスタンスです。
20歳まで、裸眼でも生活ができる視力をキープできれば、それ以降は、0.1以下にまで近視が進んで、メガネ無しでは生活ができないようになることは、めったにないからです。」
【ママ】
「な~るほど。
『眼球が成長中で、視力が極端に落ちやすい成長期にこそ、裸眼で生活できる視力を維持することが大切』ってことですね!
つまり、
『メガネ、コンタクト、レーシックなどに頼らないで裸眼で生活できる視力を一生保つには、成長期の視力回復トレーニングこそが大切』という結論になるというわけかー!
うちも眼育のトレーニング、がんばろうっと!
『うちの子が大人になったらレーシックがあるし…』なーんて、安易に考えているお母さま、今のうちにトレーニングをスタートさせた方がいいかも、ですよ~!
今日はとっても勉強になりました!」
まとめ

◆◇レーシック利用者が激減している理由◇◆
レーシックの手術数は年々減ってきており、昨年はピーク時の半分。
ずさんな管理体制で集団感染症事件が起きたり、広告費を膨大にかけすぎて、資金回収できなくなり撤退するクリニックが増加中。
レーシックで一番怖いのは、過矯正で近くが見えづらくなったり、術前よりも矯正視力が低下したり、ものが二重に見えたり、ドライアイになったりの後遺症。
コンタクトは一見安価になってきたように見えるが、80~100円で売られているレンズの原価は、実は4~5円。
ユーザーは、巨大設備装置の償却費や、競争激化による広告宣伝費を負担している。
使い捨てコンタクトレンズを10年間使用すると、維持費が30~58万円もかかる。
平均で20~30万円(両眼)ほどのレーシック手術を超えるコストになる。
眼育総研では、必要に応じて補助的にメガネを使うことは、ありのスタンス。
ただし、メガネをずっと着用するのではなく、黒板を見るなど必要なときだけかけ、近くのものを見るなど必要でないときは外す。
メガネには、スポーツをするときは不便という難点があり、レーシック、コンタクト、メガネのいずれも視力回復手段としては一長一短。
眼球が成長中で、視力が極端に落ちやすい成長期にこそ、視力回復トレーニングが大きな効果を上げる。
20歳まで裸眼でも生活ができる視力をキープできれば、それ以降は、0.1以下にまで近視が進んで、メガネ無しでは生活ができないようになることは、めったにない。
成長期の視力維持への投資は、子供が成人してから、大きな財産となる。
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