
豪華な学習机は要注意!?

お子さんが入学するときには、ふんぱつして学習机を買うでものすよね。
ところが、高い学習机が目にいいかというと、必ずしもそうではなく、むしろ、視力に悪いものの方が多いという実態があります。
今回は、「目に良い学習机選び」に関連する大切なお話を、眼育(めいく)博士がしてくれます。
どうぞ、お見逃しなく!
■登場人物■
【眼育(めいく)博士】
眼育トレーニングの創始者で目の健康のエキスパート
【ミドリママ】
30代のワーキングマザー
息子のケンタの視力を、何とか回復させたいと思っている
【ケンタ】
9歳。学校の健康診断で視力が落ちていたことが発覚
【眼育博士(以下博士)】
「最近のケンタくん、勉強の方はどんな具合ですか?」
【ミドリママ(以下ママ)】
「よくぞ聞いてくれました!
この頃やっと、勉強に身が入るようになってきたんです。
やっぱり高学年になって、意識が高まってきたのかしら。」
【博士】
「きっと、ママの愛にあふれる叱咤激励が功を奏したんですよ。」
【ママ】
「やっぱりそう思います?
ケンタが自ら机に座っているところを見ると、涙が出そうになります。」
【博士】
「机といえば、ケンタくんはどんな学習机を使っているんですか?」
【ママ】
「そりゃ、小学校入学のときに、高いのを買いましたよ!
ほら、天然木で正面に立派な本棚がついているやつ。
パパは渋ったけど、一番高いのにしたんです。
けっこう豪華で、高級感がありますよ。」
【博士】
「なるほど、ライトはどんなものを使っていますか?」
【ママ】
「それは、机に最初から付いているのですけど。。。
見た目はいいんですけど、ヘッドの重さで使っている間に角度が変な方向に曲がっちゃうんですけどね。」
【博士】
「そうですか。イスはどうですか?」
【ママ】
「へへへ…。
机だけで予算がなくなってしまい、一番安いのを使っています。
ケンタには、高さがちょっと低いみたいだけれど。」
【博士】
「大抵の学習用イスは、高さが調節できるんですよ。」
【ママ】
「ああ、そういえばそうなんですよね…。
でも、面倒だからやってないんです。
なんか調節がしづらいんですよ。
ケンタも嫌がってないし、まあいいかなって思って。」
【博士】
「ママ、その環境で勉強させていては、ケンタくんの近視を進行させてしまうかもしれませよ。」
【ママ】
「ええぇ!!なんで?」
目に良い学習机とは

【ママ】
「だって、あの勉強机は、お店で一番高いやつを買ったんですよ?
それだけ、性能も良いはずじゃないの??」
【博士】
「なにより問題なのが、目の前を塞ぐ形状の学習机です。
学習机に最も多い、正面に棚のついたタイプは、子供の視界を遮ってしまいます。」
【ママ】
「棚があると便利だと思うんだけど…」
【博士】
「視力を落とさないようにするには、なるべく遠くを見る機会をつくることが大切です。
子供の机は、正面に視界を遮るものがない、シンプルなタイプがおすすめです。そして、正面に眺めの良い窓が来るようにすると、顔を上げるだけで、遠くが見えてグッドです。」
【ママ】
「備え付けのライトもダメですか?…」
【博士】
「普通のデスクライトは、光の質が目に負担が大きいものが多いんですね。
そのため、光源が直接目に入らないように、デスクスタンドのヘッドの角度は、的確に調整できるものを選ぶべきですね。」
【ママ】
「アハハ、勝手に角度が変わっちゃダメなわけだ。」
【博士】
「また、角度を調整できることだけで、充分なわけでもありません。
照射範囲が広い照明がいいですね。」
【ママ】
「えっ、どうして?
目に入らないほうがいいなら、照らす範囲は狭い方が良くないですか?」
【博士】
「見ているもの全体に、ムラなく光が届くことが望ましいんですね。
均一な光は、眼に負担を与えにくいんです。」
【ママ】
「そうか、目をいたわる…という発想で選ぶのがいいのね。
お日さまの光みたいなのが理想ってわけか。」
【博士】
「そう、太陽光が理想です。」
【ママ】
「でも、そんな卓上ライトなんて、ないでしょう。
不可能よ。」
【博士】
「それがあるんです。
ジェントライトと言います。太陽光と同じ性質の優しい光で、広い範囲を均一に照射できる、究極のデスクライトです。」
【ママ】
「へえ、それは良さそうね!
これなら、安心してケンタに与えられそう。
ところで、椅子の高さも、近視と関係しますか?」
【博士】
「椅子の高さが机に対して低すぎると、目と見る対象物との距離が近づきすぎ、目に負担となります。
座ったとき、机と同じ高さにおへそがくるように調整してください。」
【ママ】
「おへそと机を合わせるわけね。
でも、ケンタは気がつくと猫背になっちゃうから、椅子の高さを調整しても、意味が無くなっちゃいそうな気が…」
【博士】
「そんなときは、【アゴパンチ法】を使いましょう。
アゴパンチ法とは、肘を見ている対象物につけ、手首を伸ばした状態で拳を作り、その上にアゴを載せます。
この時の目と対象物の距離が、必要な距離になります。」
【ママ】
「へえ、確かにアゴにパンチしているみたいねぇ。」
【博士】
「アゴパンチ法を使えば、いつでも対象物との適切な距離を知ることができます。
また、身体の大きさが違えば適切な距離は変わりますが、肘の長さを使うというこの方法は、大人でも子供でも正しく距離が測れるというメリットがあります。」
【ママ】
「わかりました。
あの学習机は愛着があるけれど…ケンタの目のために、棚を外すことにします!」
【博士】
「それがいいですね。
断捨離により、ケンタくんの目を守りましょう。」
【ママ】
「あと、机を窓の前に移動させますね。」
【博士】
「お勉強の合間に、時々顔を上げ、遠くの景色を眺めることで目が休まりますよ。」
【ママ】
「ケンタが勉強机に向かっているときは、私が、庭の窓の外から、ケンタが見える位置に立っていようかしら?
遠くを見てリラックスさせられるし、『勉強ガンバレ~』って無言のエールも送れるし、一挙両得ね。」
【博士】
「ハハ…ケンタ君も、心休まる時間がないな…」
まとめ

◆近視にならない学習机とは!◆
- 目に良い学習机とは、机上に棚がなく、視界を遮らないシンプルなもの
- 正面に眺めの良い窓がある配置にすると、顔を上げるだけで、目をリフレッシュできる
- イスは、座った時に机と同じ高さに、おへその辺りがくるように調節できるもの
- デスクライトは、照射面積が広くて均一に照らし、光の質が太陽光に近いものがオススメ
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